★塩ビシートにプリント!
★ずれずにラミネート&カット
★そしてらくらく量産!!!
色々なアイデアを形にしようと、期待に胸を膨らませBepopを手に入れた、全ての人をどん底につき落とした、aiデータのシンボル変換の壁…(大げさ)
といってBepop PCで自由な作図ができるわけでもなく、何年もかかってようやくDXFファイルの取り込み機能がついてさえ、1mmも解決しなかった、このカッティングマシンとは呼べない謎仕様。
しかし!何年も前に数回使っただけでお蔵入りとなり、スポンジだけが劣化してヤフオクにならぶ時代は終わりました。ずっと大切に持ち続けていた人が勝ち組となる日がやってきたのです。
なんとついに!ついに!
Bepopのシンボルデータを
ベクターソフトで自由自在に
作れるようになったんですヽ(=´▽`=)ノ
Bepopの救世主がやってきた
2月末、ストアのメールフォーム(現在サイト閉鎖)から、ピロリン!と一通のメールが届きました。運営上の事情から、このブログはコメント欄を閉じていて、Twitterのみを窓口にしていたので、連絡先を探してわざわざご連絡をくださったのです。
この神の名は「ぞろよし」さま。内容は…
イラストレータをカット枠に変換するために、inkscapeのextensionを作成しました
http://z.apps.atjp.jp/memo/printer.html
???いんくすけーぷの
えくすてんしょん…だと????
InkscapeのExtension
そう、このExtension(=拡張機能)は、
Inkscapeで作ったベクターデータ、または
Illustrator ai などのベクターデータを
↓
直接シンボルで書き出せてしまう
というものなんだとか!
一応説明すると、「Inkscape」は無料公開されているドローソフト。完全互換はまだ難しいようですが、クリエイター御用達高額ソフトの「Illustrator」を持ってなくても、おなじようなことができてしまう、とてもうれしいソフトです。なにより、Linux、Windows、Macにそれぞれ対応なのがうれしい!
1. まずはInkscapeをインストール

以前1度試しただけだったInkscapeを久々にインストールしようと公式サイトに言ってみたところ、遠い昔の記憶にある、文字だけのサイトとは大違いの、見やすく充実したサイトに変わっておりました。無料で開発を続けるのはとても大変なことだと思うので、ぜひぜひ寄付も!

2. Extensionをインストール
ぞろよしさまのサイトから、「BepopPC EX シンボルファイル(.pcf)出力」をダウンロード。
展開された「bepop_pcf_output180222」というフォルダの中には、
・bepop_pcf_output.inx
・bepop_pcf_output.py
・bepop_pcf_output.txt…丁寧な解説ファイル
が入っているので、手順に従って指定の場所にbepop_pcf_output.pyとbepop_pcf_output.inxをコピーするだけ!
3. Inkscapeで書き出し

Inkscapeで作ったデータの場合、保存の際に「MAX Bepopシンボル(*.pcf)」を選択して保存。

ネットなどでダウンロードしたベクターファイルは、aiやepsが多く、Inkscapeだと直接開けない場合があるので、あらかじめIllustratorからsvgファイル等で保存しなおす必要があります。このあたりが成功するかしないかは、データの内容にもよるので環境によってお試しいただくしかないのですが…これで大量のフリーデータを使って、自由なプリント&カットを楽しむことができるようになったんですね!(販売や配布の場合、著作権には十分注意だよ!)
4. Bepop PCでシンボルに!
この保存した.pcfファイルを、Bepop PCのシンボル保管場所(解説ファイル参照)に保存。
その後、Bepop PCを立ち上げ、シンボル挿入をクリックすると…あら不思議!もうシンボルに登録されいるではないですか!

ほら、か・ん・ぺ・き!もちろんプリントもカットもOK!

すごいすごいすごい!。゚(゚´Д`゚)゚。
なんと!Macでも書き出しできた!
Macの場合、Inkscapeをインストールするには、別途「XQuartz」をいれて、更に再起動しなくてはいけません。Extensionの保存場所は、
・Inkscapeのアプリケーションを右クリック
・パッケージの内容を表示
・Contents → Resources → share → inkscape → extensions
の中へ。うちはまだEl Capitanなので、違ったらパッケージの内容を表示したフォルダで「extensions」を検索すればいいと思う。その後、同じように保存できます。

インストール方法は詳しい説明のブログがあるようなのでググってご確認ください…
もちろん、できたpcfは、Windows上のBepop PCにしか入れられないわけですが、わたしのように、仮想マシンでMacにWindowsを入れていても、一気にデータの作りだめができるようになったわけです!どれだけ時間の短縮になるか…。
こんなすごいものを快く公開してくれた「ぞろよし さま」に、みんなで心から感謝しようね!!でも、形のあるお礼したくても、Inkscapeのサイトと違って、日本だと、法律で寄付という形で気軽にサイトには送れなくなってしまったのですよね…。゚(゚´Д`゚)゚。
Amazonの欲しいものリスト…という方法もありますが、個人情報等いろいろあるし、個人的には仮想通貨のモナコインあたりのアドレスなど貼り付けておいてもらいたいなぁ…とか思うのでした…。
お忙しい中お声をかけていただき、貴重な情報・データをくださったぞろよしさま、本当に本当にありがとうございました!