Bepopって?
ホッチキスで有名なMAX社の表示作成機【Bepop(ビーポップ)】は、主にオフィスや工場のPOPやラベルの小ロット作成・内製化のためのマシンシリーズ。「サインクリエイター」とも呼ばれています。
ビーポップにはカッティング専用のCMシリーズ、テープラベルプリンタのビーポップミニなど何種類かのマシンがありますが、このサイトでは主に10cm幅のシートにプリント&カットができる、個性的なフリーカットラベルプリンタ、CPMシリーズをご紹介しています。
CPMシリーズで何ができる?
1. 塩ビシートにプリント
ラベルプリンタは、PET素材や紙ラベルのものが多いですが、CPMシリーズは塩ビシート/PVCシート(カッティングシート・カッティングフィルム)にもプリントできるので、ラベルだけでなく、オリジナルのステッカーも作成できます。
※「カッティングシート」は中川ケミカルの登録商標です。
シート幅は100mmと狭く、(CPM-200シリーズを除く)〜H4・SH4までの機種は単色カラーの熱転写リボン方式、H5・SH3からはプロセスカラー(フルカラー)の4色のインクが加わりました。
一般的に、塩ビシートへの印刷は業務用の溶剤インクジェット、またはシルク印刷が多く、個人や小さな店舗のステッカー内製化はなかなか難しいものなのですが、CPMシリーズならプリンタ感覚で量産ができます。
2. 枠カットや自由なカット
PMシリーズ(旧エコノミーモデル、品番にHがつかない機種)では、登録されている5種類の定形枠カット、高画質&多機能モデルではカッティングマシン同様、自由な切り文字も作成できます。
PETシートを使ってラベルを、塩ビシートでロゴステッカーを、カラーシートのカッティングでサインといったように、一台で色々なDIYに対応するマシンです。
3. トンボなしでプリントとカットを一度に
インクジェットなどのプリンターで出力し、カッティングマシンで周りをカットする方法の場合、位置合わせのための【トンボ】の出力やスキャンが必要ですが、CPMシリーズはスプロケット穴でシートを送る方法なので、特別な設定なしにプリントとカットが一度にできます。
また、【手貼りラミネートモード】搭載の機種なら、プリント後一旦外してラミネートし、もう一度マシンに戻してカットができます。
4. 2mまでのなが~いカットとプリント
長いシートはトンボ読み取りだとズレやすくなるものですが、これもスプロケット穴のあるCPMの得意とするところ。10cm×2メートルの長〜いステッカーも作れます。(初代のCPM100/100Hは1メートルまで)
5. ステッカーやラベルを欲しい時に欲しいだけ
外注のようなロットがありませんので、都度好きな素材・色・サイズのラベルを1枚から作れます。名前、コードやナンバーが1枚ごとに変わる可変情報ラベル、材料など頻繁に内容が変わってしまうものや、季節ごとのラベル、店頭サービスにもピッタリです。
ひとつだけ残念なところ…
途中からai、epsデータには非対応になってしまいました。オリジナルデータは、bmp形式で読み込むことができますが、カットライン変換時は精度が落ちてしまいます。
これから現行マシンご購入の方は、
・Illustratorデータには対応していないこと
・屋外向けのシートはないこと、そして現行機は現在社外シートには対応していないこと
だけ知っておくと購入後がっかりしません
それでもイラレデータを使いたい!…
会社のロゴがイラレなんだけど…。BMPデータではきれいに作れない…そんな時の3つの方法!
1.BepopPC EXを使う
最新アプリケーション、BepopPC EX DXF形式データ(AutoCAD)のインポートが可能になりました。一旦DXF形式で書き出してから読み込みます。ですが、おそらくラベル機のプリント部分のみ。カット枠には対応していないようです。
2.エクステンションを使う
こちらのサイトにご連絡をいただきました、神エンジニアの「ぞろよし」さまが作成されたエクステンションを使うと…
Illustrator → Inkscape(無料ベクターソフト) → .pcf 出力をすることで、マイシンボルに読み込み、シンボルとして扱うことができるようになりました!すごい!
3.変換サービスを利用する!
挑戦してみたけど…どれもできんかった… という方も大丈夫! 【ココナラ】で、「イラレ変換サービス」「そのままBebopデータサービス」をご用意しましたのでどんどん利用してね!(宣伝)
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